ほんわり*ふぁ
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基本は家庭
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大和君たちと遊んだ次の日からは、スバル君がお泊りにきてくれたのでした。
スバル君は、とっても可愛い男の子。
ゴールデンのお友達は、みんなそうなんだけど、いっつも、傍にいて甘えん坊さんでした。

スバル君のお母さんは、心配性で、
「もしかして、もしかしたら、他所の家だと、おもらししちゃうかもしれない」
「ティッシュは食べちゃうので高いところに」
「台布巾は、とっても危険」
・・・・・・
って、いっぱい、事前注意事項が付随していたのでした。(*^_^*)
でも、なーんにもいたずらも困ったこともしなくって、とってもおりこうさんでした。

飼い主の方が、心配なさったり、きちんとお知らせ頂けるときって、こちらも準備もできるし、大概、心配なさるようなことがないことが多かったりします。


話が違う方に行ってしまうのですが、

犬に咬まれる事故というのは、Beckら(1975)の調査では、野良犬は14.5%、5.9%が家族の犬、その他の8割が、他の家族に飼われている犬だったとのことです。
犬にかまれる事故の多くは、見知らぬ犬ではなく、よく知っている犬と遊んでいるときに起こるのです。
家族の犬との軽い事故や怪我は、報告例がない場合もたくさんあると考えられます。

そのほかの犬が起こす事故というのも、家庭内でのことが、大きな比率になるのです。

・コードを咬んでの感電事故
・残り物を食べての、たまねぎ中毒
・お菓子をビニル袋ごと食べたり
・靴下や布巾などの誤飲
・石鹸を食べたり、車の不凍液を飲んでしまったり
・家族の方の常用薬を飲んでしまったり
・台所での料理中の油などの火傷
・抱き上げられたりなどから飛び降りての骨折
・・・etc

問題行動も、ほとんどが家庭内のことが多いものです。
・通行者や車などへの吠え
・郵便配達・来客者へのトラブル
・家族への噛み付き
・家具や柱へのマーキング
・家具などの破壊行動
・・・etc

以前、くっくが癌の手術で入院していたとき、お見舞いに行ったら、小さな犬が、フルーツナイフを飲み込んでしまって、大きな手術をして、酸素室にいました。
どうやって、フルーツナイフなんて飲み込んでしまったのでしょう。
その子は、とっても危険な状態のようでした。

家庭はたくさんのものであふれていて、色んなことが起こる小さな社会ですので、家庭でのルールやマナーをきちんと学び理解できた犬は、家庭外でもおりこうさんになれることが多いのです。

届かないところに隠したり、犬を閉じ込めたりの手段に頼るだけでなく、色んなことを、教えてあげようと思える家族は、その忍耐と努力を、家庭の外でも、きちんとできることでしょう。

家族に、お腹を見せて、口の中も耳の中も、きちんと見せて、お薬を飲ませたり、食べているものを口から取れたり、爪きりが出来たり、肛門腺を絞れたり・・・・できる犬は、病院での診察もスムーズに理解し行いやすくなります。

家庭の外では、色んな刺激に慣らしてあげることだけ。
色んなところを一緒に見て、色んなことを一緒に感じて、楽しんで遊んであげて。。。

よく、「家では、スワレもオテも出来るけど、外だとしない」
と言われる方がいます。

それは、
・外の刺激に慣らしてあげてない
か、もしくは、
・「家で」というのは、違って、本当は、「ご飯のときだけ」で、家族の指示に従うという習性を身につけていない
のどちらかだと思います。

ご飯のときのマテも、ヨシが、サンクだけ先だったり、サンクもふぁーも食べているのに、ぼのっちだけ、オイデっと食べ物から離れることを指示されたり。。。。

お散歩のときも、足の悪いサンクを先に玄関から出してあげて、外に出ている子がいるのに、ふぁーとぼのっちは、フセをしてないといけなくて。。

おもちゃを投げても、ぼのっちはシットステイで、ふぁーが取りに行ったり、その逆だったり。。

そんな風に、お家の中で、色んな場面で、コマンドを使いながら、生活をスムーズにしていくと、外でも、難しい場面でも、こなしてくれるようになります。

犬は個々の家族に飼われているものだから、その個々の家族の家庭が、1番大事な場所で、その子の大切な基礎なんですね。

ぼのっち、がんばれ!!!

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by phacelia | 2008-05-09 03:24 | 犬 行動・しつけ