ほんわり*ふぁ
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悲しいお知らせ
朝、ベルママからお電話を頂いた。
電話に出た途端、ベルママから出る言葉がわかった。
また、友達が天国に行ってしまいました。

ベルちゃんは、とっても安らかにしていました。
ベルママがとっても楽しみにしていた、誕生日まで、ちゃんとがんばって。
夜中に一人逝くこともなく、ベルママの腕の中で、穏やかな最後だったそうです。
みんなの笑顔が大好きで、みんなに優しくて明るい、ベルちゃんらしい、最後だと思いました。

家に帰って、大急ぎでくま子をトイレに抱上げ、色んな食べ物を口にもっていって・・・。
でも、その後、何もする気になれなかった。

よくお世辞で、私のことを「いつも前向きで」と書いてくださる方がいらっしゃいます。

私は、今、くま子が出血性などのショック死を起こすことが怖くてなりません。
点滴をする度に、くま子が痛そうにして、背中が赤くなって、「何でこんなことしているんだろう」って思います。

友人が自分の犬の最後がどうなっていくのかが、わからなくて不安だったって言われていました。
知らないっていうのは、一番不安だから、ガンのこと病気のこと、ちゃんと学び知ることが大切だと、私も思います。
でも、一番知りたい、「苦しまないで欲しい」ということ。これは難しい。
「苦しみ」も、それぞれ違うのが当たり前で。
苦痛の場所による違いも大きいと思う。
でも、同じ痛みや苦痛を、泣き叫んでのけぞる子もいれば、じっと固まって耐える子もいるだろう・・・。

私は、犬の死を何回も経験していて、友人の犬の死も見ていてるのですが、今まで、火葬の経験がありません。立ち会ったこともありません。
そのときが、とっても不安です。
小学校1年の時、曾祖母の火葬の時、ガチャってしまった音が、とっても怖くて悲しくて、あの音が頭からずっと消えないでいます。

そういえば、同じ小学生の時に、生ませた狆の子犬に1頭、障害のある子がいて、長く生きることができませんでした。
その子は、ティッシュケースの空き箱も大きくて。お花の中に入れた子犬がちっちゃくて。

・・・・・こんなことばかり思い出したり考えたりしてしまうなんて、なんて後ろ向きなんだろう・・・。
ちっとも前向きじゃない・・・・。

変化を恐れること、その究極が死への恐れなのだと何かにありました。
近くのスーパーが新装開店して、そんなこと位で駐車場とかが不安だったりする位、変化に弱い私です。。。^^;

お寺や茶室などのある「知足つくばい」には、手水鉢の中心に四角形の穴がうがたれ、そこに文字が刻まれているそうです。穴を「口」にみたて、「吾」「唯」「足」「知」になり、「われ、ただ足るを知る」と読むのだとか。

今を否定したりせず、肯定、受容的に「足るを知る」こと。
この体が無償で貸し与えられたもので、ときがくれば、返すべきものなのだということを常に意識し、今与えられていることに感謝すること。
それが「知足」なのだそうです。

「われ、ただ足るを知る」
ベルちゃんへのたくさんの感謝の気持ちを心に留め、くま子の今日に感謝し、たくさんの方達への感謝を心にしながら、深呼吸しようと思います。

ベルちゃん、心からご冥福をお祈りします。
by phacelia | 2005-04-21 23:01 | 犬 病気のこと