ほんわり*ふぁ
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プライマリ・ケアと予防医療その2
プライマリ・ケアの大事な部分の一つに、予防医学があると思います。
予防医学として、いかに、健康であるための適切なケアの助言や検査などができるか ということです。

でも、獣医師はきちんと予防医学について、私達に指導教育をして下さっているでしょうか。
一般論ですが、予防っというと、ワクチンとフィラリア予防だけで、その他は、ほとんど何もアドバイスいただけなかったりが少なくないように思うのです。
そして、私達も、何かなければ、年に何回か、「ワクチンとフィラリアの予防」のため病院に行くだけだったり・・・・。

フィラリア検査の時に、その他の血液検査をしましょうとか、ドッグドッグなどを始めている病院もありますけれど、何と言うか、私達には根本のアドバイスや指導がないのです。
だから、血液検査をしただけで、よくわからないまま、又、次の診断や治療を受けるだけです。

仔犬の時に病院に連れて行っても、せいぜい、役所が配っている、正しい犬の飼い方みたいなパンフに、ドッグフードメーカーのパンフが少し追加されている程度のアドバイスしか頂けないことが多いと思います。

耳が痒そうにしていて、病院に行くと、初めて、薬が出てケアのアドバイスを受けますが、その前に、仔犬の時から、耳のケアについて教えていただいてはいません。

お尻スリスリしているので、気になって病院に行って、初めて、肛門腺を絞ることを教わります。
犬が気にして、お尻スリスリする前に、教えて頂けたらいいのにね。

庭で変なのを食べてから、お庭にある毒のある植物を知ります。

犬種特性の病気についても、予め指導いただいていたら、ずっと対処が違います。
でも、せいぜい大型犬は、足腰に気をつけてね。程度だったりします。
ゴールデンの飼い主に、がんが多い犬種だから、日々、こういうチェックと定期的にこういう検査をしたほうが良いっと教えて頂けたら、小さなときから、気をつけることもできます。毎日のマッサージの中で、リンパ節や皮膚のチェックも、身につきます。

みなさんは、例えばリンパ節だと、下顎リンパ節、肩甲骨前リンパ節、膝かリンパ節などの日常検査ができますか?どこだかわかりますか??

しつけ教室で、脈の取り方をお聞きしても、知らない方ばかりです
場所を教えても、「脈を打っていません」っと、言われる方もいます。
「生きているんだから、打っているはずだよー。」って爆笑になります。

ご自身の犬の平常の体温も知らない方ばかりです。

仔犬の時に、避妊去勢について、きちんとメリットデメリットを指導して下さる獣医師がどんどん増えて下さったら、たくさんの病気予防にもなります。

繁殖をしようとしている方に、遺伝性疾患、先天性疾患、繁殖の難しさをきちんとアドバイスくだされば、もっと、安易な繁殖も減るのではないでしょうか。
指導下さるどころか、お抱えのペットショップやブリーダーでのお婿さんを紹介してくださったり、仔犬の販売の手助けもして下さったりの、病院も少なくありません。

仔犬を買う前に、「どこで買おう」「何の犬種にしよう」と思ったとき、飼う前から獣医師に行かれたという方に、私は、今までお1人しか出会ったことがありません。

私達は、病院は、病気になってから行く所っという意識だと思います。
まして、動物を飼う前の相談する場所という認識はほとんどないように思います。
それは、予防医学や、相談をする場所として、動物病院が、プライマリ・ケアをするだけの場になっていないからのように思います。

巷の動物へのホリスティック思考のサイトを見ていて、すごいなーって思うこともあるのですが、時々、大きな違和感を感じるサイトもあります。

それも、強いては、私達が予防医学を指導受けていないからのように思うのです。
ホリスティックの考え方には、病気を治すのと違い、病気にならないようにするとか、一部ではなく、全身的な健全さを考える思想があると思います。

その基本が、私達はかけているので、ホリスティックやサプリなどにも、「治す」「奇跡の」という方向にいきがちなのではないでしょうか。

「選択治療法は、あくまでも医学に基づいたものであり、奇跡を呼び起こすものではありません。」
「床に血が付いていたら、ハーブガーデンに薬草を探しにいっている場合ではない」

(「高齢ペットのハッピーライフケア」RUBERT ANDERSON¸DVM&BARBARA WREDE著 林典子、中西真紀子訳 インターズーより)
と書いてありますように、私達が動物達の予防医学、ケアの基礎的な部分の指導を受けていてるからこそ、病気にしないための体作りができるのだと思うのです。

私達素人は、変に詳しいです。(#^.^#)
自分の犬の病気のことだけ、懸命に調べますし、気になったことだけ勉強するのですもの。。
それも、きちんと予防医学の知識があるのとないのとでは、違うように思うのです。

医療は、「治療」から「予防」へと変化しつつあると思います。
大事に家族として暮らしている動物達にとっても、飼い主が求めるものは、同じではないでしょうか。


(次はやっと本題かな??・・・)
by phacelia | 2006-02-21 13:10 | 犬 病気のこと
プライマリ・ケアと予防医療その1
がんとものメンバールームで、書いたことと重なるのですが、プライマリ・ケア(Primary Care)という言葉があります。

健康や福祉に関わるあらゆる問題を、総合的に解決して行おうとする活動のことです。
プライマリとは、初期、近接、常在、基本、本来、といった意味。言葉としてはプリマ(主役)からきているとされ、重要なという意味も含んでいます。
プライマリ・ケアとは、あらゆる健康、疾病に対し、総合的・継続的に、そして全人的に対応する地域の政策と機能のこと。。

プライマリ・ケアの5つの理念
Ⅰ.Accessibility
(近接性)
1.地理的
2.経済的
3.時間的
4.精神的
Ⅱ.Comprehensiveness
(包括性)
1.予防から治療,リハビリテーションまで
2.全人的医療
3.Common diseaseを中心とした全科的医療
4.小児から老人まで
Ⅲ.Coordination
(協調性)
1.専門医との密接な関係
2.チーム・メンバーとの協調
3.Patient request approach(住民との協調)
4.社会的医療資源の活用
Ⅳ.Continuity
(継続性)
1.「ゆりかごから墓場まで」
2.病気の時も健康な時も
3.病気の時は外来-病棟-外来へと継続的に
Ⅴ.Accountability
(責任性)
1.医療内容の監査システム
2.生涯教育
3.患者への十分な説明
日本プライマリ・ケア学会より

患者が最初に接する医療の段階を重要視する点など、動物医療にもあてはまることですよね。
最初の獣医師がどのような診察、診断をするのか。
如何にわかりやすく丁寧で適切な説明と同意をもつことができるのか。
予防医学として、いかに、健康であるための適切なケアの助言や検査などができるか。
セカンドオピニオン、高度医療への引継ぎが、スムーズにでき、適切な情報提供ができるか。
など・・・。

私達は、動物を飼い始めたら、獣医師を訪ねて、その先生に、ずっと診て頂き、必要ならそれ先生から専門医を紹介して頂いたりが、多いのではないでしょうか。
まさに、予防から治療,リハビリテーションまで 、そして小児から老人までの、包括医療を求めているのだと思います。

(多分まだまだ続くのだー。)
by phacelia | 2006-02-21 12:24 | 犬 病気のこと
断尾のつづき
断尾について書かれているサイトを幾つか訪問しました。
また、断尾してないワンのサイトも訪ねてみました。
尻尾のあるワン達、どの子も本当に可愛いですね。(#^.^#)
あんなに表情があって、あんなに豊かで美しい尾を、痛みや苦痛を与えて、切り落とす意味はどこにあるのでしょうか。
当たり前のことですが、尻尾には感情があって、その子の一部なんですね。

ただ少し気になってしまったことがありました。
断尾は、生後すぐに行われますので、ペットショップに並ぶときには、尾がない子になっています。
今、断尾について真剣に考えられている方や、考えられた方は、ご自身で産ませた子の尻尾をどうするか。っと悩まれることから始まった方が、思いのほか多いのですね。

断尾について悩まれたこと以上に、遺伝性疾患や先天性疾患、素質、スタンダード、繁殖の是非について、同時に深く盛り込んだサイトに出会えなかったことが、寂しく思いました。

断尾していない子が増えてくれたらうれしいなっという願いが、安易な素人繁殖を肯定してしまう流れになってしまうのなら、それは本質から離れてしまいますので、心配に思いました。
それから、断尾、断耳などと並べて、避妊去勢が書かれ、同じ括りで、「ヒトのエゴ」「かわいそう」と感情で書かれているのも読みました。
ヒトのエゴとして同じ括りにするのには飛躍していますし、もしどうしても同じ括りにするのなら、避妊去勢をしないエゴも、犬猫を飼うエゴも、含めて統括的な話題になってしまうように思います。

断尾について書きましたら、たくさんのコメントを頂いて、本当に感謝しております。
その中に、断尾・断耳に対して、何かをしていくその運動の難しさを書かれている方がいらっしゃいました。

例えば、JKCが、「スタンダードは尻尾があること。断尾・断耳は、ショードックとして認めない」なんて、スタンダード基準を変更すれば、きっとあっという間に、いやおうなく、日本では、尻尾がある子が当たり前に、変わっていくと思います。

でも、それでは、私達が、そのことを真剣に考える時を持たないことにもなってしまうでしょう。

欧米の禁止になっている多くの国から遅れていることは、何がそうさせているのでしょうか。
恥ずべきなのは、私達なのかもしれないですね。
米国では、日本と同じように、断尾が当たり前のように行われています。
でも、米国では、盛んに議論が行われるようになっていて、「断尾を行わない」と公示する獣医師も増えています。

西山先生は、資料の中に、断尾のために、「あなたができること」を幾つか書かれています。
それは、下記の7点になります。

☆尾切りしているブリーダーから購入しない
☆尾切り手術をしている獣医師のところに行かない
☆尾切り手術をしようとしている人がいたら、詳細、不要性をきちんと説明しやめさせる
 尾切り手術はオプションでしかないこと。必要性は一切ないことを伝える。
☆尾切りがいかに時代遅れであるか、広く知らせる
☆JKCに「尾切り反対」の意思を伝える
☆日本獣医師会に「獣医師は尾切り手術をするべきではない」と意見を伝える
☆雑誌、犬種図鑑などで尾の短い純血種の写真が出ていたら、「尾を切っていない犬も純血種である」「尾を切っていない犬の写真も載せるべき」と抗議の手紙を書く


私は上記の中で、まず大切なのは、
☆尾切りがいかに時代遅れであるか、広く知らせる
だと思います。

でも、その前に、断尾っということが純血種の1/4もの犬種で行われているっという事実を、広く知ることからではないかしらっと思います。

たくさんの方が、このことを知り、意識なさった上で、賛否の判断をされること。これが、きっと大事なのだと思います。
英国のように、美容整形を理由とする断尾に賛否の世論調査ができるだけの、土壌が育っていかなくてはと思います。

それが、正しいか正しくないか、動物にとって負担かそうでないか、それを、個人個人が考えることが拡がるといいなっと思います。
by phacelia | 2006-02-21 10:10 | 犬 まじめに・・
断尾について
(財)日本動物愛護協会の「動物たち 135号」内、海外動物愛護事情に、英国からの断尾についてのニュースが紹介されていました。

断尾は、日本では当たり前に当然のこととして行われていますが、オーストラリア、ベルギー、スウェーデン、オーストリア、デンマーク、フィンランド、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェーなどの国では、虐待行為として、法律で禁止されています。

何年も前に、フォーグル先生の講演会に参加したときに、その時点で、「英国では、ほとんど断尾された犬は見なくなった」とおっしゃられていました。
今、法的な禁止の方向で、議会にかけられているようです。

英国での世論調査では、美容整形を理由とする断尾に、8%が支持、75%が反対だったそうです。

日本では、こんな世論調査なんてないですものね。
たとえ、もし、行ったとして、まず、「断尾って何のこと?」って思われる方が、たくさんいらっしゃるのではと思うのです。
犬を飼っていらっしゃったり、動物が好きな方でも、ご存知なかったり、興味ない方は少なくないと思います。

日本での犬猫への愛護活動って、何となく、里親募集のイメージしかない部分を感じてしまいます。
広く、国民の中に、動物への愛護や虐待などの、意識や、そのための活動が普及するための土壌がないように感じます。

何だか、米国に追従して、形をそろえているような気もしてしまいます。
米国では、断尾は行われています。
他の多くの国で禁止になっている、ネコの爪抜術も、広く行われています。
でも、反対を表明している獣医師会、団体もあり、積極的な活動をしています。
日本でも、米国でしているからと、ネコの爪抜術に、関心をもつ方や、手術をされる獣医師が増えてきています。
それが、正しいか正しくないか、動物にとって負担かそうでないか、それは、個人個人、それぞれの国で真剣に考えるべきことで、そのための法律であってほしいと思います。

日本では、多くの犬種が、断尾されています耳も無理矢理立ち耳にするため切られます。断尾されている犬種は、スパニエル類やテリア類、シュナウザー、ドーベルマン、ボクサー、ポインター、ロット、オールドイングリッシュ、プードルなどです。
切る場所もいろいろです。(プードルなどはある程度の長さを残して切られていますものね)

切るのは、生まれたばかりの数日しかたっていない子達です。
獣医師での処置ではなく、ブリーダーなどが、個人で切る場合も多いのです。
中には、輪ゴムをまいて腐らせて落とす、なんて方法をされている方すらいます。
無麻酔で行われます。

生まれて数日の子犬にはまだ痛覚を感じる器官が発達していないので、痛みを感じていないか痛みの程度が小さい・・・・っと考えられてきました。

しかし、最近の研究では、十分に痛覚を感じる中枢神経の発達があり、逆に、痛みを和らげるための、「痛覚抑制神経」が不十分なため、より痛みを強く感じることがわかっています

切断時、仔犬は悲鳴をあげ、その後暫く痛みで鳴き続けます。

尾は脊椎の一部で、体の大切な器官です。
また、感情表現に大事な部分でもあります。

そして、尾を短くされたことで、仔犬時の糞便やし尿が付着しやすくなり、感染を引き起こしやすくなります。
感染症のための再手術や、死亡する仔犬も少なくはないのです。

断尾は、作業上の都合を言う方もいますが、実際は、作業犬の中でも断尾する犬もいればしない犬もいます。
そして、ほとんどの犬は、単に美容のみの目的で行われているにすぎません。

このようなことを、きちんと私達に教えて下さる、良い資料も、日本ではほとんどありません。
日本で、法律で禁止になるのは、いつのことなのでしょうか。。。

参考資料

動物の整形手術 発行 アルファ 西山ゆうこ
(財)日本動物愛護協会の「動物たち 135号」内、海外動物愛護事情
by phacelia | 2006-02-17 12:58 | 犬 まじめに・・
人工給餌
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くっくですが、おかげさまで、今は痛み?辛さ?が少しおさまった様子です。
ご飯もお水も、強制給餌になってしまいましたけれど、主人が帰宅したり、外に連れ出す時など、うれしそうにして、日によっては、足取りも軽かったりもします。
時間差で変化するので、私も安心したり、はらはしたりです。。。

自力でほしがらないのに、無理にあげていることをどうなのかと思うのですが、うれしそうに歩いている姿を見ると、もう少し、こうしていたいのかなっなんて思ってもしまいます。。

明らかに嫌ってされるとあげることもできないし、ほんの少しずつしかあげられないので、とっても必要量なんてあげることはできないです。。

シリンジによる給餌は、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあるので注意が必要なんです。
犬猫の頭を自然の位置にして、「上にあげない」ことが大事で、食べ物を与える度に、「飲み込んでいる」ことを確認します。
知らないと、飲み込ませるために、犬の口を上に向けてしまいますよね。。

シリンジは、注射器でもよいのですが、先が長く細いもののほうが、口の中に食物を入れやすくてこぼしにくいなって思います。
他にもよい方法などがありましたら、アドバイス下さいね。
by phacelia | 2006-02-17 11:59 | 犬 病気のこと
犬・猫の不妊(避妊・去勢) ~尿失禁~
インターズー社発行の、CLINICNOTE No.7 今月号では、不妊・去勢について、特集が組まれています。
しかも、「不妊・去勢.1」ということで、次号にも、特集が続くのです。
今号のみで、記事は、35ページにも及ぶ特集です。
うれしいなーーーー♪♪
色んな意味で、意識が広がり、特集を組むだけの読者の必要性があるということだと思います。

CLINIC NOTEは、とても良い獣医療雑誌です。臨床現場を大事にした雑誌で、「最初に患者を見る動物病院で、適切な診断・治療・説明ができるか」を大事にしています。
「飼い主にわかりやすく説明するための資料」でもあるのですから、私達飼い主が読んでも、とてもわかりやすく、記事の内容も、直接、自分の犬猫の健康や病気に関わる内容が中心になっています。
第1号、第2号の特集は、腫瘍についてでした。

この不妊去勢の特集記事の中で、参考文献として、infovetsでの記事や、「小さな命を救いたい」などの、西山ゆう子先生の書かれたものをあげられている先生がいらっしゃることも、一尊敬する人間として大変うれしく思いました。

内容で、私が個人的に気になったのは、尿失禁について です。

不妊手術による、高齢になってからの尿失禁のリスクがあるかどうかは、まだ解明されていない部分が多く、気になさっている方も、又、安易に、避妊手術をした犬の尿失禁だから=ホルモン性尿失禁と結びつけて診断なさるケースも、少なくないとお聞きしています。

特集内の、「捨て犬・猫の現状と対策 ハーレー動物病院 船津敏弘」という記事内に、

高齢の雌犬にみられる尿失禁の一部に、治療薬として雌性ホルモンが使用されることがあるが、雌性ホルモンが治療薬として有効というだけで、避妊が原因と結論づけることはできない。

ホルモン欠如が原因だとすれば、不妊手術の直後に発生するはずだが、ほとんどの尿失禁は、術後数年から時には10年以上たってから発生している。

この病気は、避妊手術をしていない雌犬にも発生している。(避妊した犬の4%、していない犬の0.3%)

尿失禁を起こす犬のほとんどが肥満している。
現時点では、神経系統の異常(肥満・運動不足など)が、尿失禁の原因とも考えられている


肥満を予防することは、尿失禁を予防する上でも、重要という認識をもつべき。


とありました。

この雑誌の特集とは少し離れますが、避妊・去勢など、獣医療の外科手術に広く使用されている、解離性麻酔薬「ケタミン」が、厚生省から「麻薬指定」にするという発表(2005年12月)を受けました。

一般動物病院のほとんどが、麻薬取り扱いの認定を受けていないですし、取り扱いメーカーも含めて、大きな波紋を呼んでいます。

このことが、避妊・去勢手術の、麻酔方法にも、手術費用の値上げなどにも影響が大きくなると思われます。
by phacelia | 2006-02-16 11:50 | 犬 まじめに・・
アガリクス製品に発がん性??!!
昨日、NHKニュースで、厚生省の検査によりキリンのアガリクス製品に、発がん性が認められたと発表と、報道されていました。

(下記参照)
「キリンウェルフーズ、「アガリクス」商品を回収・販売停止
 厚労省は13日までに、製造法の異なる3社の3種類のアガリクス製品について動物による毒性実験を実施。その中で同社製品に発がん性物質の働きを促進する作用が認められたとして、食品安全委員会に販売停止の可否を諮問。同社に対して、販売停止・自主回収を要請した。
 回収対象は「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」のほか、「キリン細胞壁破砕アガリクス(400粒)」「同(700粒)」「純粋アガリクス」の4商品。[2006年2月14日/日経産業新聞]」


アガリクスには、幾つかの重大な肝障害の報告があって、アガリクス服用の進行がん患者での死亡例もあります。ただ、これまでは、アガリクスによってと、明確に特定するものではなく、今回の厚生省の調査になった様子です。

アガリクスだけではなく、多くのサプリメント類が、ヒトを対象にした臨床試験が乏しいため、副作用などを明確に判断する材料がありません

アガリクスなどのキノコ類は、Βグルカンが抗がん作用があると言われていますが、これに対しても、本当に免疫力を高める効果が得られるのか疑問の声もあります。

「グルカンは、多くのブドウ糖が結合した多糖類で、その結合の仕方でαグルカンとβグルカンに分類されます。
βグルカンは、紙の繊維質であるセルロースなどが含まれ、食品化学では、「食物繊維」と分類されます。
ヒトには、βグルカンを分解する酵素がないため、消化されないまま排泄される食物成分です。

メーカーによると、βグルカンの分子を科学的に小さくし、腸管から吸収されやすくしているとありますが、分子を小さくしても構造は残るので吸収されないはずです。
たとえ分解されたとしていも、βグルカンは、「ブドウ糖」になります。
ブドウ糖が免疫力を高めるとは、考えにくいです。

βグルカンが腸壁にあるリンパ組織を刺激して免疫を高めるという説も、もともと腸内にはβグルカンにあふれています。」

<抗がんサプリメントの効果と副作用の徹底検証 キャンサーネット・ジャパン 編 三省堂より>

つい先日も、大豆イソフラボン」について、食品安全委員会の専門調査会は31日、過剰摂取に注意を促す報告書案をまとめ、 ホルモンのバランスを崩す恐れがあるとして、通常の食生活に加え特定保健用食品などで1日に追加的にとる安全な上限量を30ミリグラムとした。特に、妊婦や乳幼児に対しては「追加摂取は推奨できない」としましたと放映されました

「がんの代替療法―有効性と安全性がわかる本 ハーバード大学の研究グループによる最新報告」
ウェンディ ウェイガー (著)¸ Wendy A. Weiger (原著)¸ 坪野 吉孝 (翻訳) 法研
によると、乳がんの女性(とくにエストロゲン受容体が陽性の腫瘍)と、子宮体がんの女性には、現時点では、サプリの使用は避けたほうが賢明とあります。

サプリは、効果のみならず、副作用も明らかになっていなかったり、用量においても検証がきちんとなされていないものが多いので、もしご利用になられる場合は、担当獣医師によく御相談なされることが何より大事なのだと思いました。
by phacelia | 2006-02-15 04:05 | 犬 病気のこと
市民公開講座のお知らせ
日本獣医臨床病理学会2006年大会において、ペットの「老い」に
ついての市民公開講座が開かれるそうです。

●市民公開講座
日時:2月18日(土) 13:30~15:30
会場:池袋・サンシャイン文化会館(東京)
「老いていくペット ―最後まで幸せでいて欲しい―」
内田佳子(酪農学園大学)
入場無料・予約の必要はありません。
*市民公開講座は一般の方の入場が可能です。学会のその他の講
演は、事前に登録された動物医療関係者のみが対象です。
お問い合せは、「日本獣医臨床病理学会」事務局までお願いします。
日本獣医臨床病理学会
by phacelia | 2006-02-15 03:18 | 犬 まじめに・・
くっくのこと・・・
ご無沙汰してしまって、ごめんなさい。
1月28日に病院に行った際、血液検査から、又、貧血がひどくなっていて、「内臓からの出血が起きている」と言われました。
先生から、もういつその時がきてもというお話と、苦しそうな時には、安楽死に自宅に来て下さるお約束をしました。

こんなお話をしても、皆様にご心配おかけするだけですし、書いてしまうと、本当になってしまいそうで書けませんでした。

でも、その後もくっくはがんばっていて、ご飯も食べてくれていたのですが、先週からは、がくんと食べなくなって、今は何も口にしなくなってしまいました。
下半身が痙攣のように震え、足取りもたよりなくなりました。

2月12日に、先生とご相談し、もう、くっくは病院に行くのも負担が大きすぎる状況なので、お薬だけ頂いてきました。
お薬といいましても、癌を治すことも、積極的に腎不全を治すこともできませんので、痛み止めや下痢止めと、点滴などです。

それでも、ほとんど寝ているだけで、鳴いたり、あえいだり、呼吸が辛そうだったりはかったのですが、今は、何かあるらしく、訴えたり、寝場所をころころ移動したりしていて、心配です。

こんな風で、くっくの状態はあまり良くないので、私の気持ちも不安定で、お返事するべきメールもたまってしまっていますこと、お許しくださいませ。

今日はびっくりするほど暖かい日でした。
くっくに、梅の花も桜の花も緑の芝生も、見せてあげられますように・・・。
by phacelia | 2006-02-15 02:56 | 犬 病気のこと