ほんわり*ふぁ
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関節異常とドッグスポーツ
膝や股関節など、関節の異常がある子は、とっても多いのです。

でも、周りの方に尋ねてみると、整形外科の専門医は、おろか、一般の病院にですら、検査されたことがある子は、ほとんどいないのです。

歩様に明らかな異常があったり、犬が痛みを訴えたり、びっこをひいたりすることがあっても、アジリティなどのドッグスポーツをしている方は、たくさんいらっしゃいます。

例えば、アジリティだと、ジャンプするたびに、関節に負担をかけますし、スラロームでの体の重心の変更の連続や、Aフレームなどのタッチ障害の急停止・・・など、幾つものリスクがあります。

そして、日常的に事故に繋がりやすい失敗も起こります。
この前のアジ大会でも、シーソーが下に着く前に、犬が空中を飛んでしまった子がたくさんいたし、ドッグウォークで、タッチゾーンよりずっと前に、飛び降りてしまう子もいました。
タイヤで、変なところを飛んで、空中で1回転している子も見ます。

フリースタイルも、犬に負担をかける動きがたくさんあります。
フリスビー他どんなスポーツも、ダメージのあるからだには、リスクをかけてしまいます。
もちろん、健康な子であっても、無理なスポーツは、体を壊すことになります。

私は、サンクが股関節形成不全だということが、1歳前にわかり、少し自分なりに調べていたのですが、今回、膝のことをもう一度、勉強したり調べたりして、色々、思うことがありました。
又、サンクの異常で、私は、ずっとスポーツの練習や大会に遠のいていたので、ぼのやふぁーとそういう場所に参加するようになって、思うことも又変わってきました。

オプディスでは、骨格が未完成な若い子は競技会に参加できません。年齢が1歳以上というきまりがあります。

又、レベルを上げていくには、アジリティの能力だけでなく、チームテストに合格することも必要になります。
これは、基本的にしつけができていること、飼い主がある程度、犬をコントロールすることができること、社会化がなされていて、攻撃性などがないことなどが、求められています。

大人の体になって、ハンドラーと犬が、基本的な関係が出来ていること。

それに、もう一つ、大事なことは、「健康な体であること」 です。

チームテストの規約には、「病犬や怪我をしている犬は受験できない」と書かれています。
でも文章だけです。
ある程度の年齢になって、体も心も大人になったとき、スポーツに適切な体かどうかも確認して、その上で、参加が可能なような、そういう、仕組みになれたらいいのになっと思いました。

そんなことを思いながら、ネット検索をしていたら、欧米では、スポーツドッグを専門に診られる獣医師がいるそうです。
スポーツをしている犬には一般の犬とは違う負担がかかりますので、それを理解し、ケアをしたり予防したりできる獣医師がいらっしゃることは、どんなによいことかしらっと思いました。

海外生活の経験をお持ちの方にお聞きしてみましたら、
「日本には一人もいない」と言われました。
整形外科の専門医であっても、ドッグスポーツに熟知していないので、適切なアドバイスやケアができていないと。。。。

ドッグスポーツを教えている訓練士?も、詳しいどころか、無関心な方が多いように感じます。
教える立場の先生が、生後6ヶ月のボーダーに、高いバーを飛ばせていたりしてびっくりしました。

今回、膝の脱臼について、ネット検索をしてみたのですが、ネット内の情報も、玉石がごっちゃで、適切な情報を得ることが、とても難しいと思いました。

とても怖いと思ったのは、獣医師が書かれていることが、それぞれ違い、私のような素人が読んでも、不適切だと思う内容も多いと感じられることです。

膝蓋骨内方脱臼の手術選択について、「ドッグスポーツを考えていなければ、必要のない手術」とかかれてあるものがありました。
又、大変若い子の進行性の症例に対し、「まだ若いので、管理しながら、大人になるまで様子をみましょう」とアドバイスを受けられたとの記載もありました。
手術をした方に、「すぐに又アジリティができるようになる」と言われた先生がいらっしゃいました。

どの先生のことばが正しくて間違っているかなんて、素人の私には、なんとも分からないのですが、本来、犬の整形手術の選択は、スポーツをするかどうかではなく、その子の痛みや負担の改善や軽減の期待ができるかどうか、今後の生活を考え、その子のQOLに対し、意味が持てるかどうかでは、ないのでしょうか。

膝の手術や、股関節にプレートを入れる手術をされた上で、アジリティをなさっている方もいらっしゃるけれど、それは、飼い主の選択で、第三者の私が意見をすることではないけれど、一般的には、外科的に人為的な処置が必要な体に、負担のかける選択をなさらなくてもよいのではないかと思うのです。

膝蓋骨の内方脱臼が、若い成長期に起きている場合、骨格形成に伴い、どんどん悪化していく恐れが高いので、なるべく早くに手術も踏まえた、治療の選択を考慮してあげなければいけないと、私が学んだ書物にはありました。

安易な繁殖で、遺伝的にリスクを背負った犬は、本当にたくさんいます。
日本ではなかなかコントロールができない状態です。

一方で、ドッグスポーツなど、犬と一緒に楽しむ機会がどんどん増えています。
でも、そのスポーツによる犬の負荷に対し、診断・ケアができる専門家は多くはないようにも思います。

私達は、自分の犬は、自分で守ってあげないといけません。
そのために、できるだけ、正しい情報も集めなければいけません。
繁殖を考える、スポーツを考えるなど、犬と何かをしたい目的があるのなら、それに相応しいかどうか、専門医による検査も必要に思います。

片足をかばいながらのスポーツは、健康だった足にも負担をかけてしまいます。
無理をさせれば、半月板も損傷していくでしょうし、靭帯の部分断裂もおきていきます。
後肢が内方に回転し、前十字靭帯が伸張した状態を長く続けていけば、前十字靭帯の負荷はどんどん大きくなっていくのですから、前十字靭帯の断裂の併発もしてしまいます。
靭帯が切れると、とっても痛いそうです。
治療もどんどん複雑になって、術後の成果も難しくなっていってしまいます。
関節疾患は、今の負担が、どんどん負荷となって積み重なっていってしまいます。

私達が、犬と遊びたい、犬と○○がしたいと思ったら、それが、その子にとって、健康面でも、そして素質面、性格、など、その子の色んな面から、自分の欲求が、その犬に見合った適切なものであるのかどうか、考えてあげないといけないと思うのです。
そのことを考えてあげて、守ってあげたり、1番の幸せを考えてあげられるのは、飼い主しかいないっと思うのです。

そのために、私もちゃんと色んなことを考えたり学んだりしていかないといけないなっと、しみじみ思いました。

(私が書いたことは、素人が素人的に思ったことですので、間違いもあるかもしれませんし、責任ももてませんこと、どうぞご了承くださいませ。もしご心配がある方は、是非、専門医に診て頂いてくださいね。)

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by phacelia | 2008-07-01 23:39 | 犬 病気のこと