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フィラリア予防
フィラリア予防薬、色々出ておりますが、皆様は、何をお使いでしょうか。
来年、どうしようかなって変更をお考えの方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

CAP2005 9月号の、「アメリカの動物薬有害副作用情報」は、アメリカFDAの動物用医薬品センター(CVM)の副作用情報をまとめたものです。

これによると、びっくりしたのは、セラメクチンの副作用報告が、犬・猫ともに、とても高いのです。
1987年~2005年の間の副作用件数ベスト20、2000年度副作用件数ベスト20、2000年度死亡数ベスト20 のいずれの統計を見てもベスト2位という、高い件数の副作用が出ています。

セラメクチンは、日本では昨年発売されたばかりのもので、米国でもそれほど年数がたっていません。
それなのに、1987年からの統計でも2位と、高い報告数が既に出ています。

2001.6~2004.9の期間での、フィラリア予防薬による犬の死亡数の統計の比較では、下記になります。
イベルメクチン系・・・50頭
ミルベマイシン系・・・59頭
モキシデックの錠剤・・・・0頭
モキシデック注射薬・・・・485頭
の中で、
セラメクチン・・・・・・110頭

になっています。

セラメクチンは、レボリューションという商品名で、ファイザー製薬から発売されているもの。
スポットオン式という、簡便さで、犬だけでなく、猫にも使用しやすいものです。
しかも、ノミにもミミヒゼンダニにも、そしてフィラリアをも予防できるというすぐれものです。
薬品会社、動物病院などのサイトを見ると、どれも、副作用が少なく安全性が高いとなっています。

犬・猫に対する副作用のみではなく、つける側の人へも、皮膚のトラブルなどの副作用が報告されています。

スポットオン式は、検査をしなくても安全に投薬できるとなっていて、このことが、逆に副作用を増やしているのかもしれません。
単純に他の薬剤と比較して、危険かどうかの判断はできませんが、少なくとも、他の薬剤より安全性が高いということは、いえないと思います。
副作用・死亡例が出ていることも考え、新しい薬剤の使用は、もう少し、控えたほうがより安全のように思います。


モキシデック注射薬は、発売すぐに副作用での死亡があいつぎ、問題になった予防薬です。
米国では、2000年発売になったが、副作用数も死亡数も多く、アメリカ動物用医薬品諮問委員会(VMAC)の目に止まり、発売停止になり、現在、死亡数が多い原因について説明を求められています。(CAP2005 9月号による)

日本でも、一時この結果を受けて発売を停止していましたが、現在では再販しています。国内での販売は禁止されておらず、農林水産省も、獣医師の判断(裁量権)に委ねて良いという判断です。サイトを見ると、獣医師によっては、使用をやめている病院も多いのですが、要注意と思います

なんで、米国と日本では、対応にこれだけの遅れと曖昧さがあるのでしょうか。
by phacelia | 2005-10-24 23:13 | 犬 病気のこと